育休からパートで復帰し、ブランクがあるため仕事のペースが遅くなっていたり職場の人間関係に馴染めないという悩みを持っている薬剤師もいると思います。
ここ数年で薬剤師業務は大きく変わって来ましたから、ブランクが数年あるという場合、慣れるまではかなり大変だと思います。
知らない薬や新しい制度が次々に導入され、調剤報酬改定やジェネリック医薬品の取り扱い、さらには電子薬歴、発注システムの導入など数年の間に様変わりします。
覚えることばかりで戸惑いも多いと思いますが、最初は周囲と積極的にコミュニケーションをとることが大切です。
周りのスタッフが声をかけてくれるのをまっているだけではいつまでたっても職場に馴染むことはできません。
できるだけ早く職場になじむために「おはようございます」「お疲れ様です」などの挨拶はもちろん、教えてもらったり指示を受けたら「ありがとうございます」「わかりました」と元気に返答しましょう。
経験者としての自分を捨てて、新卒者になったつもりで対応すると周囲も気持ちよく受け入れてくれるはずです。
わからないことがあれば小さなことでも積極的に質問しましょう。
教える側も、経験者だと思って「これくらいはわかるだろう」と説明を小ry買うすることもあるかもしれません。
わからなかったら、その場ですぐに「申し訳ありません、今の所もう一度教えてもらえますか」というように具体的にわからなかった点を尋ねましょう。
ただし質問する際は周囲の状況をしっかりみて、混雑時や監査中などで手が離せない状況で話しかけることは避けましょう。
また何度も聞かないで済むようにメモをとり、その日のうちに復讐をして疑問点があれば早めに解消する努力も欠かせません。
薬剤師として積極的に新しい事に挑戦しよう
ブランク期間を経て復職してすぐは自分でも満足する仕事はできないかもしれません。
周囲の足手まといになっているかも、と不安になることもあるでしょう。
まずは自分にできることはないか探してみてください。
例えば手が空いた時に待合室の様子をみてゴミが落ちていないか、本棚が乱れていないかチェックする。
調剤代を拭いたり、棚を見直して薬の補充などをしましょう。
そのような姿勢をみて周りのスタッフも好印象を持ち「何かあればフォローしよう」と思うようになるはずです。
もうひとつ心がけてほしいのは積極的に自分から新しい仕事に取り組むこと。
仕事に慣れて来たら「そろそろ一包化の監査もやってみたいのですが」「分包機の掃除を教えてください」など、どんどん仕事を覚えていきましょう。
またみんなが敬遠するような難しい処方にあえて挑戦してみてもいいと思います。
やる気を見せることが周囲との信頼関係につながります。
ただっし薬局ごとに業務の進め方やルールがありますから、くれぐれもそこから外れないように気をつけましょう。